吉相の印材と印鑑

現在でも国印、公社、国法人印は金、銀、同、鉄、柘ヲ使用しているところが多いものですが、近年一般に流行して広がり使用される印材は象牙、水牛、柘印が支流となっています。

これらの印材は捺印するのに適しておりなめらかで紙になじみやすいといったところがあります。この印材は印鑑として使用する人に対して幸運、金運、健康を招くという縁起がよい点も見逃せない印材としては優れた良い物を持っています。

現在の所は縁起の良い、印材には不自由しないつもりですが、動物愛護団体からのプ−レム、像の数的減少により象牙印はまた高価なダイヤ的存在と成りつつある現状です。


しかしこの印材の持つ縁起的吉相のブ−ムは大勢の人に根強く人気があります。印鑑の印材は現在『一に象牙印』『二に水牛印』『三に柘(つげ木)印』といわれています。印材の人気はなぜすたらないか特徴をお話ししましょう。



印材の人気

(1)  象牙印はアフリカ、インド像の牙を印鑑の材料として使用します。この印材がなぜ縁起的によいかと申しますと、昔からインドでは仏教的に、白い像は神さまのお使いとして尊び祀り、インドでは観音さま、お釈迦さまの乗り物として使用されていたために信仰深い我が国日本においては白い象牙を印鑑に作り替えて一代のお守りとして、魔除けに作る人が多い。

(2)  水牛印は世界各地に生息する立派な角をもつ水牛、印材は牛の角を使用して作ります。水牛の角の色には白、黒、茶色の三種類色あります。牛の角をどうして印材に使用するのかと申しますと牛にも仏教、神縁的な縁起があり日本の寺『善光寺』には牛に引かれて寺参り、京都の八坂神社の神さまは『牛頭天王』が本体として祀られ、各地の神社(天神さま)の門前には神の使いとして牛が奉納されて祀られています。牛の角で作る印材の印鑑もまた先祖への供養、神さまへの感謝としての縁起の良い一代印鑑として使用されます。

 

(3)  柘印は中国、日本に自生するする40年以上の成長した木材で作る印材を使用します。柘の材質は木としては堅く成長するにも歳月のかかる木としても知られ、印鑑にするには適した印材といえます。

柘の木で作る印鑑は何故縁起が良いのかともうしますと木は大きくなるという意味と、木の気質は四方八方にのび広がり立ち栄えということで江戸、明治、大正、昭和、平成と一般に使用され人気はあります。注意点は木材であるために象牙、水牛印に比べては木判の印鑑であるために摩耗が激しく一代使用の印鑑としては何度か作り替える必要があります。

 

(4)  こうしたことから天明だいこく祈祷印鑑は象牙、オランダ水牛、黒水牛印の三種類を【天、人、地】天地の陰陽学をあてはめ印材を生年月日、干支、十支十二支背手運命鑑定の基礎としています。柘ツケ印希望の方は同じ原理で使用の印鑑を鑑定して作ることが手来ますので気軽に申し込み下さい。

天明だいこく祈祷印鑑と十二支の運勢